【新連載】「リモートワーカーどす」はっじまっるよー

B!

おっす。おらリモートワーカー。

この人の出番はない。

新型コロナウイルス騒ぎの産物として「テレワーク」という言葉が市民権を得ようと奮闘しておりますが、ワタクシもうかれこれ4年前から在宅勤務しとります。
「テレワーク」「リモートワーク」ってプログラマとかエンジニアとかIT系の人が多いイメージがありますし、確かにそのとおりですが、ワタクシ一切プログラムに縁がない、リモートワーカーの中ではレアキャラではないかと。

そんなレアキャラがどーやって仕事してんのか、気になる人もいるんじゃないか…?と思い立ち、ゆるゆるなシリーズを立ててみようかと思い立ちましたので、勝手に始めちゃいます。
その名も「リモートワーカーどす」です。
ネーミングセンスのなさには定評がございます。

会社からテレワークを命じられた人や、これからフリーランスとして食っていくことを考えてる人は、読んで損はないんじゃないかな。得にもならんかもしれんけど。

「リモートワーカーどす」の中の人の仕事の中身と契約形態

まず、わちの仕事の話をせねばならん。
「カスタマーサポート」を主な業務として働いとります。今はそれが膨れ上がって「カスタマーサポートマネージャー」だったり「カスタマーサポートコンサルタント」だったりしてますが、メインは顧客対応で、主なツールは電話とメールです。

次に、わちの契約形態は、今までにも書いてるとおり「業務委託=フリーランス」です。
一昨年までは「契約社員」で、正社員にはなれんかったっす。

わちの働き方は、テレワークではなく、リモートワーカーを選んでます。
「H.G.K.が本業、食い扶持は副業」という信念を貫くためです。
趣味に人生を積極的に費やす生き方を選び、趣味を最優先にするためにこの働き方に落ち着きました。

なので、人にはあまり強く薦められん。
もっとまっとーな生き方ってもんがあると思う昭和生まれ。

テレワークとリモートワークの違い(わちの見解)

わちはリモートワーカーです。
正社員ではなく業務委託(フリーランス)であり、自営業です。
てめえのケツはてめえで拭くストロングスタイルです。
そして、わちの周りで一緒に働くシャチョーや仲間も皆フリーランスです。
(ゲンミツに言えばシャチョーはシャチョーでありフリーランスってのとは違うが)

わちが契約している企業は、登記住所としてのオフィスはあるけれど、普段誰もおらんです。
ミーティングは8割がオンラインで、オフラインの打ち合わせが2割だけどオフィスよりコワーキングスペースの方が確率が高いっす。フツーにカフェの時もあります。

最初からすべてがオンライン前提ってが「リモートワーク」だとわちは思ってます。

転じて、テレワーク。
こっちは、オフラインが前提だというイメージなんだよね。
通常は会社に出勤し、部署フロアで上司同僚部下と顔を合わせ、直接話をする環境。
そこから離れた場所で仕事をせにゃならんという時に使うのが「テレワーク」かと。

いらすとやにいいイメージあった

打ち合わせをするのは基本は会議室だし、営業日に会社に行けば誰かいるのが当たり前。
それが日本の企業の9割以上を占めると思っとるんです。
いわゆる「フツーの働き方」のイレギュラー版がテレワークってイメージ。

いろんなサイトや国が税金ぶちこんで作った社団法人ではテレワークもリモートワークも同じとのたまってますが、企業側は使い分けてるよね。
たとえばNTTやNECは「テレワーク」、GMOは「リモートワーク」とかね。
前者はオフライン前提、後者はオンラインベースでも無問題ってことなんでしょう。

とあるリモートワーカーの一日

実際にわちの先週のとある一日を切り出してみました。
(たまたまポモドーロ・テクニックを導入する下準備でメモしてたのが残ってた)

9:30 慌てて起きる
顔を洗う
パジャマから着替える
10:00 寝ぼけ頭で仕事開始
メールとSlackチェック
今日一日のタスク整理
10:30 クライアントAの業務開始(メール対応)
11:30 飽きる
経理のR(昔勤めてた会社の元部下)を雑談ボイチャに誘って怒られる
お茶入れる
11:40 気分転換に、自社総務タスクの整理とタスク生成
12:00 クライアントAの業務再開(メール対応と金銭周り仕事)
12:30 クライアントAの業務について開発担当に相談
開発担当者がシャチョー(わちの契約先)なのでわりと気軽に「ボイチャで相談させてください! これ意味わからん。゚(゚´Д`゚)゚。」と泣きつき、ボイチャに付き合ってもらう
13:50 昼飯
気分転換にちょい遠目のコンビニに行く
15:30 クライアントBの業務開始(メール対応とレポート作成)
16:30 そろそろ上がりたいとSlackでシャチョーに愚痴る
クライアントAの業務の、一日の仕事の最終チェック
クライアントBの業務の、一日の仕事の最終チェック
上がる体制を整える
17:30 毎日大体このへんでひとつ仕事を忘れてることに気づいて慌てる
案の定この日もこっそり営業かけてた企業へのプッシュメールを送り忘れてることに気づき、慌てて営業メール送信
18:00 シャチョーに「もう帰る! うわあああん!。゚(゚´Д`゚)゚。」とSlackで送って仕事終了

…と、こんな感じ。
表に書いてある稼働時間は10時~18時だけど、この後にチャットでメンションが飛んでくると、何時だろうと気づいたら必ずすぐ何らかの反応をしてます。
人によっては「もうこの時間以降は一切仕事の連絡はしない」ってスタンスの人がいるし、それも正しいことなんだが、わちはすぐ返事したいマンなので、今籍を置いてる会社のようなベンチャー企業には向いてるらしーです。

コミュニケーションツールにはSlackを使用してます。
クライアントA(実はこの企業が今の会社に籍を置く前に籍を置いてた会社)での仕事もSlackです。
以前は、仕事開始時や終業時、いちいちクライアントAのSlackで開始・終了の投稿をしてましたが、わち以外誰もやっとらんかったんでやめました。

ちなみに、巷で話題の「分報」は、そーいやうちの会社じゃ導入してないね。
「雑談チャット作ろうず!」とシャチョーに相談しましたが、シャチョーが導入したのはZoomでのボイチャだったw

リモートワーカーに一番大切なスキル

断言しますが、一番大切なのは「コミュニケーションスキル」です。
オフラインで重要なことは、オンラインだろーが変わりません。

そして、オンラインならでは弊害があります。
その場で顔を合わせてるわけじゃないので、相手の心情が文字じゃ全くわからんということです。(わち除く)
オフラインとオンラインで、ここが一番大きな差だと思ってます。

…と断言できるのには理由があります。

中の人の昔話
わちは今の現場に入る前、とある企業でオンライン秘書をやってました。
その会社を退職した理由が「1ミリも心当たりがない濡れ衣を着せられて事実上のクビになった」からです。その会社は9割以上が女性っつーオンナ社会で、ちょびっとでも常識はずれな事をすると影で噂が蔓延する現場でした。(…ということを、その会社辞めてから知ったw)
で、わちの趣味を雑談の時に話してた結果「どうやらあるまはテレワークなのをいいことに、仕事を放り出して趣味に呆けている」という噂が立った…らしーです。
当時のわちはめたくそ仕事したり、受け持ったクライアントのために勉強してたりしたんですが、そんな姿を写真に撮って見せるようなこともできず、気づいたら信頼を失ってた…という顛末。

最初に言った「コミュニケーションスキル」ってのは、オンラインでは信頼を貯める手段として非常に重要だということを思い知りました。なので今は、時に過剰なくらい積極的にコミュニケーションを取ろうと心がけてます。

根がコミュ障なので「話す必要がないならまる一日何も話さんでもいーわ」と思う性格なのですが、信頼を失ってクビになったトラウマがある分、今の現場に最初入った時は過剰なくらい些細な事をこまめにチャットに投稿してました。ホント「何のアウトプットにもなってねーよ」ってくらいちんけな事を報告する…ということを積み重ねた結果、なぜか「信頼がおける人物」というお墨付きを頂きましてん。

コミュニケーションって、マジ大事。
報・連・相って、死ぬほど大事。
オンラインだと、オフラインの100倍ぐらい大事になります。
「たったひとつの小さな投稿があなたの信頼度を上げる」と断言してもいい!

「うるさいかな…」「しつこいかな…」くらいでも、チャットで発言しとくだけしとけばいいです。
相手には「読まない」という選択肢があるんだから。

さて、次回の「リモートワーカーどす」は?

リモートワーカーとして働くにあたり、注意すべき点がいくつかあるんですわ。
わちは仕事柄日常茶飯事として死守していることがあるんですが、案外知られてないので、そのあたりの話をしようかと。

いやー、書くこと結構あるなぁ。

おまけのリモートワーカーさん
某外資系企業のカスタマーサポート業務(電話)の面接で「なぜこの仕事を選びましたか?」と聞かれ、「通勤電車に乗らなくていいから」と答えたのに面接通っちゃったというね。
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