四谷Outbreak「2週間住み込みギグ」YouTubeLive配信に出演してきますたー。
その前に言いたいこともあるんで、区分けしていきます。

H.G.K.、11月に四谷でGIGsやるってよ。

H.G.K.結成20周年記念ライブ
「GIGs V(仮)」11月
四谷Outbreakにて開催決定!

そして

完・全・無・料!
入場料だけでなく入場時のドリンク代も主催負担!

…という話をYouTubeLiveで配信してます。
それどころか、その場で生々しい会場費用のディスカウントまでやっちゃってます。
詳しくはYouTubeLiveをご覧下さい。

ちなみに、このブログ書いてる時点で、うちのメンバーにも直接会ってこの話してません。
(LINEでは事後報告した)

無料にするからには、あんなことこんなことやります。
緊急事態宣言のテレワーク環境を逆手に取り、あんなことやこんなこと仕込んでます。
わちらもGIGsに向けてワクテカで気合入ってます。

そのうち「GIGs」オフィシャルが立ち上がります。
ぜひ遊びに来て下さい!

金、欲しくない? 欲しいよね。

で、このトークタイムでわちが話したのは「アマチュアバンドがどーやって金を手に入れるか」でござんす。
「こういうことやるんだけど、空いてる?」とダメ元で声かけて1秒で「OK」って返事がきたんで、milktubのbamboo兄やんも参戦してます。

わちね、常々「アマチュアバンドの人って、一生懸命やってればやってるほど、『マネタイズ』って部分に疎いよなぁ」と思ってたのよ。音楽に全力だからこそ、カネの部分に目を向けないというか、それを「ダサい」と思ってる人すらいるんです。

でもね、さんざん何年もごんやんに「まずは金ありき」という話を刷り込まれた借金女王であるわちは言いたい。

ライブやるのに、金は必要。

手数料は取られるけど、無料で使えるツールがネットにたくさん存在してます。それを使って活動費を稼ぐって方法があるってことです。そこからワンマンやる時の会場費や物販グッズ制作費も稼げるかもしれん。
使えるもんならなんでも使って、少しでも金の心配が減らせるようにしようよ、と。

ファン、欲しくない? 欲しいよね。

加えて…

宣伝うまくやろうず。

という点ね。
ここがアマチュアバンドは致命的にヘタクソってところが多い。
たぶん、興味ないから知らんのだと思う。
ここもうまく使ってほしいなと思うのです。

ただ…企業にも「広報」「宣伝」という部署があり、専門家がいるほど、宣伝ってそれなりの努力が必要なんですよ。
地道なコツコツ系努力が必要。
これはプロもアマも変わらん。

今日のYouTubeLive、そのへんの経験を話してもらおうと思って、bamboo兄やん呼んだんだけどねー。あまりこのへんうまくできなかったな…ごめん(´・ω・`)

「金策はダサい」という考え方ってカッコいい?

その先に未来はあるの?…と、それなりのトシを食ったわちは思うのです。
わち、金が原因でバンド脱退したことあるよ。
「スタジオ代出ん>リハ行けん>キャンセルが続く>メンバー激怒>クビ」って経験してるよ。

そのためにバイトしてると、バイトに時間を取られて練習時間が減る。
腕が上がらん。
腕が上がらんミュージシャンに、未来はない…とわちは言いたい。
※才能があふれるほどある場合は除く

アマチュアなんだから、演奏して金稼いでるわけじゃないんだから、金策は当たり前なんすよ。仕事するのは生活するためだけでなく、ライブするためでもある以上、それも金策の一貫。

「バイトしてライブ費用稼いでライブやってる」って、ダサいか?
わちはちーともダサいと思わない。
自分を貫こうとしててカッコいいと思う。

でも、前述の通り、バイトが練習時間を蝕むのは事実。
だったら、練習時間を蝕まない金策を考えていい時代に、あなたは今生きてるよ、という話っす。

マネタイズという畑に種を蒔こう

YouTubeLiveでもbamboo兄やんが話してましたが、昨今のマネタイズ手法って、かんたんに言うと「◯◯の畑に種を蒔く」「あなたは農家」ってことなんす。たとえばクラウドファンディングであれば、クラウドファンディングを立ち上げ、そのプロジェクトにベットしてくれる人に対して、その人が考えるベット分の価値を与え続けなければならんのです。

bamboo兄やんは「信用の前借り」って言ってたが、それはどんなマネタイズ手法でも同じ。
畑に種を蒔いただけで芽は出ないんす。
水をやり、草むしりをして、手入れしないと芽が出て育たないよね。

でも、その前に。
そもそも畑に一歩足を踏み入れ、種を蒔かないと始まらないんす。

家にいる時間が長くなっているこの状況を、そんなマネタイズのことを知る時間に。
畑に一歩足を踏み入れるきっかけにして、未来に期待する一助となれば嬉しいなぁ。

ファンテック(マネタイズできるサービス)あれこれ

クラウドファンディング

知名度
難易度
速効性
オススメ度
向いてる人 ・全力本気で高額マネタイズを考えたい人
・新たなトライへの努力を惜しまない人
・諸葛亮孔明のように戦略を練りたい人
向いてない人 ・「ちょっとやってみたい」というライトな考えの人
・努力は面倒な人
・わち

クラウドファンディングはマネタイズの中でもダントツに有名。キンコン西野のおかげ(?)で、すっかり市民権を得ました。

…が、すっげー大変よ!
まさに「信用の借金」なので、「リターン」と呼ばれる御礼で相手をどれだけ楽しませられるかが最初の大きな壁になると思う。ファンドを成功させるために、毎日(場合によって1日に何度も)情報を更新し、がんばってるアピールをして信用を得て、さらなるファンドを呼び込まねばならんという苦労があります。
ベンチャー企業一本立ち上げてるようなもんだとわちは思ってます。

但し、プロジェクトが成功した時に得られる金額が恐らく一番デカいのではないかな。
モノグサには絶対オススメできないし、生半可な覚悟だと恐らくファンドサービスのキュレーター(担当者)も「これじゃ失敗する」と袈裟斬して終わるだろうねw
本気でマネタイズを考えてる人向け。

★全国のライブハウスがクラウドファンディングで支援を呼びかけてます!
ライブに関心がある人はぜひご支援を!!

 

■ CAMPFIRE (日本で一番著名なクラウドファンディングサービス)
https://camp-fire.jp/

■ MAKUAKE (こちらも有名。IPOおめでとう!)
https://www.makuake.com/

■ MotionGallery (クリエイター特化型(?)クラウドファンディングサービス)
https://motion-gallery.net/

■ Readyfor (日本で一番老舗のクラウドファンディングサービス)
https://readyfor.jp/

※他にもいっぱいあります。

動画配信

知名度
難易度
速効性
おすすめ度
向いてる人 ・自分たちの音楽、容姿、トークスキル等、一芸に秀でてる自信がある人
(秀でてなくても自信があれば案外OK)
・または定期的に(毎日・決まった時間等)コンテンツを提供できる人
※上記に加え「ダメ元でもいい」と思える人は心が折れないのでなおヨシ
・犬または猫を定期的に出演させられる人

・文才がある人
・動画編集が楽しいと思える人
向いてない人 ・「気が向いたら」「たまに」程度に考えてる人
・自信がない人
・会社に止められてる人(ダメ、ゼッタイ)
・ITリテラシーが低い人

みんな大好き動画配信ヽ(´▽`)ノ
たくさんのサービスがありますが、実は難易度高め。
難易度をクラウドファンディングより1つ下げてるが「あれよりはしんどくない」という理由だ!

決して「かんたん」というわけではなく、それなりの配信をするためには機材費も必要。
そしてなにより、これこそ「定期的にコツコツやらんと稼げない」の代表格なので、速効性(=すぐ金が手に入る)は★いっこ半。

ちょっと特殊な条件として「犬または猫」って書いてますが、案外これ、あなどれません。
YouTubeならチャンネル登録者数、17LIVEならメンバー登録数が上がるまで、成長日記やりましょう。
「バンドには興味ないけど、犬猫が好き」って人が登録してくれます。
マネタイズに「卑怯」という文字はないのだ(`・ω・´)

で、動画配信に致命的に向いてないのが「ITリテラシーが低い人」です。視聴者側の立ち位置だと無関係ですが、配信者側はITリテラシーがある程度高くないと厳しいっす。
なぜなら…リテラシーの低さが災いすると…チャンネルが運営から一発でアカウント停止食らうからです…。

動画配信サービスは無料でできるところも多いですが、ニコニコ動画は有料でも配信するのがらくちんです。YouTubeであれば「壁」(登録者1000人以上+動画視聴時間4000時間以上)を超えると、チャットで投げ銭ができる「スーパーチャット」機能が使えるようになり、さらにマネタイズがらくちんになります。

■ YouTube
言わずもがなの巨人。本気でやるならそれなりの機材や戦略が必要
https://www.youtube.com/

■ ニコニコ動画
廃れてるとは言わせない、国産サービスの雄。YouTube同様、本気でやるなら要機材・戦略
https://www.nicovideo.jp/

■ ツイキャス
気軽さは一番だが画質・音質は必要最低限レベル。宣伝には効果あり?
https://twitcasting.tv/

■ 17LIVE
ファンに若年層が多い人向け、操作は簡単だがライブの配信はほぼ無理。手数料がエグいw
https://17media.jp/

■ LINE LIVE
ユーザー数で言えば世界トップレベル。17同様操作はアプリでの操作は簡単だがライブの配信はほぼ無理
【2020.04.12更新】PC配信可能でした…(汗)YouTube同等のクォリティで配信がいけそうやね → 借りパクしてきたマニュアル
https://live.line.me/

■ SHOWROOM
マネタイズの仕組みが面白く、ファンは最初から投げ銭できる体制が整っているが、ファンが集まるまでが大変!
https://www.showroom-live.com/

※TikTokやMixchannel等時間制限付きで動画を配信するサービスでマネタイズする方法もありますが、バンドの魅力を伝えるには厳しいよなーという所感。

ファンクラブ・ファンコミュニティ

知名度
難易度
速効性
オススメ度
向いてる人 ・ファンサービスしたい人
・毎月なんらかのコンテンツ(=ネタ)を提供できる人
・無料ブログ使ったことのある人
・自分のファンクラブの宣伝に積極的になれる人
向いてない人 ・ファンいらない人
・オンラインでもコミュ障な人
・激烈めんどくさがり

バンド側が設置するのは無料だが、ファンは有料…という月額払いの会員制サービス=ファンクラブ。
「月額制サービス」というところがキモで、ファンが一人でも登録している限り、そのファンが毎月バンドにお金を支払っているというシステムになってます。

知名度が低いのが難点なのだが、わちはこれを一番オススメしたいのです!
なぜなら、ファンがバンドメンバーとナイショ話ができる場が生まれるから!

わちは演者側でもあり、同時にファンでもあります。
「この前の四谷Outbreakのライブ、すっごい良かった! 上手最前列にいました!」というファンの声を聞いて、反応しないバンドマンはバンドやめちまえと思ってる派ですw
「ありがとう」のひとことは言えるじゃん?
その「ありがとう」が聞きたくて、ファンはお金を払うんです。

これが「ファンクラブという畑を耕して手入れをする」ということ。
ね。かんたんでしょ。

完全会員制サービスなので、バンドはその会員に対して、さまざまなコンテンツを提供する必要があります。最低でも月1回は何かを提供しなきゃならない。でも、バンドやってて、まるまる1ヶ月ネタがないなんてこと、ある?
ライブの楽屋の写真、リハの写真…ネタはたんまりあるはず。
なによりも、アナタタチはオンガクやってるわけで、制作中の曲があるでしょ、と。
それをちょびっとチラ見せするだけで、はい、コンテンツとして成立。

つまり、バンドマンは、活動してるだけでネタは十分にあるんです。
これが一番オススメしたい理由。
練習時間=提供できるコンテンツ=マネタイズの種になる。
練習時間を割かなくて済むんです。
なので、わちとしては、今すぐ始めてほしい!

ただし、ファンクラブの存在を宣伝する努力は必要(´・ω・`)

■ fanicon
新進気鋭のファンクラブサービス。O-チケと連携してチケット販売もできるので「会員限定価格」もできます。17LIVEやLINE LIVEのような簡易動画配信機能もアリ。バンドに一番向いてますが、手数料はエグいw
https://fanicon.net/

■ CHEERZ
「女性アーティスト限定」というちょっと変わったファンクラブサービス。女性メンバーしかいないバンドならアリ。元がタレントやアイドル向けなのでアルバム機能は強いが音楽向けではないか? アイドル売りしたい人にオススメ。
https://cheerz.cz/

■ PIXIV FANBOX
イラスト系アマチュアクリエイター向けサービス「PIXIV」が始めたファンクラブサービス。絵描きが多いが、ミュージシャンやDTMerも登録して使ってます。音楽機能は弱めだけど、音源配布は可能。faniconと違い複数の料金プランが設定できるので、プラン別に特典を準備できる魅力があるのがウリ。シンプルすぎることが災いして、ちょっと使いにくいんだよな…。
https://www.pixiv.net/fanbox

■ とらのあなFantia
同人誌専門店「とらのあな」が運営する、Pixivより先にスタートしたアマチュアクリエイター向けファンクラブサービス。FANBOX以上に絵描きが多く、その絵の範疇にはアダルト要素もあるんだけど、ミュージシャンやDTMerも登録して使ってます。使い勝手はFANBOXよりfantiaに軍配。
https://fantia.jp/

■ Enty
月額制ファンクラブサービスの中では日本で一番の老舗。会員登録者数は40万人を超え、FANBOXやFantiaはEntyの二番煎じ…というほど、サービス内容はほぼ同じ。絵描きがメインですがFantia同様アダルト要素強め。「Entyマガジン」というファン登録した人以外に向けた無料コンテンツ(イラスト)の提供もできます。
実はわちもここにアカウント作ってファンに支援してもらってるんで、めっちゃ詳しくお手伝いできるよ!w
https://enty.jp/

バンドのマネタイズよろず相談受け付けます

相談を受け付けるっていうかね…「同じバンドマンとして一緒に悩みたい」「手伝いたい」っつーことです。わちは幸い、これまで書いてきたようなことをやってる業界にいるので、クラウドファンディング以外なら、もっと手伝えることがあるんじゃないかと。

弱点は「クラウドファンディングに弱い(なぜなら自分がやろうと思わんから)」なのですが、クラウドファンディングに強い人を紹介することはできる!
それがYouTubeLiveで登場してたbamboo兄やんです。「夢は武道館」のロックスターなのに、CAMPFIREで顧問キュレーターやってるすげー人なのです。
まぁ、bamboo兄やんに紹介する前にわちが相談受けた段階である程度fixするけどね。「Twitter1000人フォロアー付けてこい」とか。

というわけで、長々と書いてきましたが、最後に一発おまけを置いてシメましょう。
TwitterでもこのブログのコメントでもFacebookでも、相談したい人、連絡下さい!

おまけ

MegMIX

YouTubeでチャンネル登録者数が伸びない人にも朗報!

今日配信したYouTubeLiveでは宣伝みたいになっちゃうんで詳しくは言いませんでしたが、元V系バンドマンが代表取締役やってコアスタッフにもバンドマンがいる…という会社が、QRコードを読み込んでかんたんに投げ銭ができるサービスを開発中! 年内にリリースされる予定で開発が進んでます。

QRコードやURLをYouTubeの概要欄に貼ったり、動画のアイコンとして使えば、チャンネル登録者数が伸びない動画や過去に投稿した動画でもマネタイズできるようになるよ!
バンドを知り、ライブを知り、ライブハウスを知ってるメンバーがコアとなって進んでるプロジェクトなので、マネタイズに苦心してるバンドの手助けができる…とわちは信じてます。リリースされたらブログにも書きますが、期待して待とうず!

※コアの一人がわちです。

 

【2020.04.12更新】

 

ボヤきを追いかける

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